『光栄ゲームパラダイス』私がその雑誌を手にしたのは、『爆笑三國志』の会社と同じところが出していると知ったからです。そのころ、私ははっきり言って呉にしか興味なかったので、呉のところだけを立ち読みしていました。
　月日は過ぎ、ぼちぼち魏にも興味を持つようになった頃。たまたま本屋に立ち寄った私の目に飛び込んできたのは、『歴史パラダイス』という本でした。前よりコンパクトになり、ビニールに包まれ立ち読みできなくなったのをきっかけに、私はそれをレジに持っていったのでした。
　その本・・『歴史パラダイス』第２巻を読んで思ったことは、「私も参加したい！」でした。つまり、私の初投稿は歴パラの３巻です。総没ったけど。ちなみにその記念すべき４枚の初投稿は、陸遜、太史慈、呂蒙、平知盛と重衡でした。それから、投稿に生活を捧げる日々が始まったのです。描きも描いたり４年間。最近はだいぶ減っていましたが、多いときはひと月３０枚余り出してました。
『ＤａＧａｍａ』の頃は歴史投稿の最盛期だったのでしょう。月刊誌ということもあって、私もこの頃一番描（書）いていたし、載せてもらっていました。ただ、やはり初期の頃の新鮮さが懐かしく思えたものです。（歴パラ世代が言うな！）
　そして月刊誌の終了とともに発行ペースの落ちた『歴史ファンワールド』。せっかく新しい読者、投稿者も入ってきたのに、時代の流れには逆らえませんでした。そして、６年間続いたこの一連のパラダイスは、終わりを告げたのです。
　一見流行り廃りのなさそうなジャンルですが、やはりこういうこともあると言うことを、しみじみと考えてしまいました。歴史を気軽に楽しんでしまおうという、ああいったスタイルには賛否両論あると思いますが、どんなものでも飲み込めた、つまりまじめな考察からお笑いネタまで取り入れる事が出来た本達にも、やはり存在価値はあると思うのです。